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副腎の病気について~副腎皮質ホルモンとは~

副腎の病気について~副腎皮質ホルモンとは~

 副腎は、哺乳類などに存在する器官で、多種のホルモンを分泌する内分泌器の一つです。腎臓の隣にあることから副腎と呼ばれています。腎臓と直接の接続はありません。

 大きく2層構造をしていて、中胚葉由来の副腎皮質および外胚葉由来の副腎髄質から構成されています。副腎皮質からは、多種のステロイドホルモンが分泌され、それらのホルモンをまとめて副腎皮質ホルモンと総称します。副腎髄質からは、カテコールアミンホルモンであるエピネフリン(アドレナリン)、ノルエピネフリン(ノルアドレナリン)が分泌され、体のストレス反応などの調節を行っています。皮質と髄質とは腎臓と同様、機能的にも直接の関連性はありません。


副腎皮質ホルモン・副腎髄質ホルモンとは

副腎皮質ホルモンとは

 副腎皮質は、アルドステロンとコルチゾールのそれぞれを含む鉱質コルチコイドと糖質コルチコイドの生産を通してストレス反応を調停します。また、アンドロゲン合成の二番目の場でもあります。

*アンドロゲンとはステロイドの一種で、生体内で働いているステロイドホルモンのひとつ。男性ホルモンとも呼ばれます。

副腎髄質ホルモンとは

 副腎髄質は主にホルモンを作り出すクロム親和性細胞によって構成されており、アミノ酸のチロシンからカテコールアミンのアドレナリン(エピネフリン)、ノルアドレナリン(ノルエピネフリン)、ドーパミンを作る重要な部分です。


副腎皮質ホルモン・副腎髄質ホルモンの働き

副腎皮質ホルモンの働き

ホルモン
の種類
ホルモンの説明 作用内容
鉱質コルチコイド ①主な鉱質コルチコイドはアルドステロンでです。
②その分泌作用は、オリゴペプチドアンギオテンシンIIによって調節されます。
③アルドステロンは高い細胞外カリウム濃度、低い細胞外カリウム濃度、低い体液濃度そして血液量に応じて分泌されます。
④アルドステロンは、異なる経路で代謝に作用すします。
①カリウムイオンの尿排出の増加
②細胞間ナトリウムイオン濃度の増加
③水分滞留量と血液量の増加
糖質コルチコイド ①副腎から分泌される主な糖質コルチコイドはコルチゾールであす。
②その分泌作用は、下垂体前葉からの副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)によって調節されます。
③標的器官に結合すると、いくつかの経路で代謝を促進します。
①アミノ酸の放出を刺激
②脂肪の分解を刺激
③糖新生を刺激
④筋肉と脂肪細胞のグルコース摂取を抑制することによる血中グルコース濃度の上昇
⑤心筋の収縮を促進
⑥水分滞留量の増大
⑦抗炎症性と抗アレルギー効果
アンドロゲン 最も重要なアンドロゲンには以下のようなものがあります。
①テストステロン
②ジヒドロテストステロン(DHT)
③アンドロステンジオン
④デヒドロエピアンドロステロン(DHEA)
①筋肉量の増進や二次性徴への発達を刺激する。
②テストステロンの代謝産物で、アンドロゲン受容体への結合力がテストステロンより強く、効果が強い。
③睾丸、副腎皮質、卵巣で作られ、アンドロステンジオンは代謝的にテストステロンと他のアンドロゲンへ転換され、またそれらはエストロンの親構造でもある。
④コレステロールから作られるステロイドホルモンで、天然エストロゲンの主な前駆体です。
 

副腎髄質ホルモンの働き

からカテコールアミンのアドレナリン(エピネフリン)、ノルアドレナリン(ノルエピネフリン)、ドーパミンを作る重要な部分である。

フィジカルトレーニングや切迫した危険な状態の時に反応して、髄質の細胞はカテコールを血液中にアドレナリンとノルアドレナリンとを17:3の割合で放出する[1]。

アドレナリンとノルアドレナリンには心拍数、血圧の増加および上昇、血管収縮、細気管支の拡張、代謝を促進させる特有の効果があるが、これらは闘争逃走反応の特徴である。カテコールアミンの放出は神経衝撃を刺激し、また、カテコールアミンの受容体は体内全域に所在している。

ホルモン
の種類
ホルモンの説明 作用内容
アドレナリン
(エピネフリン)
動物が敵から身を守る、あるいは獲物を捕食する必要にせまられるなどといった状態に相当するストレス応答を、全身の器官に引き起こします。 ①心筋収縮力の上昇
②心、肝、骨格筋の血管拡張
③皮膚、粘膜の血管収縮
④消化管運動低下
⑤気管支平滑筋弛緩
⑥瞳孔散大
⑦痛覚の麻痺
⑧勃起不全
ノルアドレナリン
(ノルエピネフリン)
 アドレナリンと共に、この化合物は闘争あるいは逃避反応を生じさせて、心拍数を直接増加させるように交感神経系を動かし、脂肪からエネルギーを放出し、筋肉の素早さを増加させる。 作用はアドレナリンと同じです
ドーパミン 中枢神経系に存在する神経伝達物質で、アドレナリン、ノルアドレナリンの前駆体でもあります。 運動調節、ホルモン調節、快の感情、意欲、学習などに関わる。


副腎皮質・副腎髄質の疾患

副腎皮質の疾患

副腎髄質の疾患

  • 神経芽細胞腫
    • 小児がんの組織型の一種で、現在は神経芽腫と呼ばれています。また、小児がんにおいては白血病についで患者数が多いのが特徴です。




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