金属アレルギーの症状
金属との接触部に起こる接触皮膚炎が代表的です。金属イオンが血流によって全身に運ばれると全身性皮膚炎を起こすこともあります。また、カカオにはニッケルを含むため、金属アレルギー様症状を引き起こすことがあります。
金属アレルギーの診断
パッチテストを通常行います。皮膚に金属をしばらく密着させてアレルギーが生じるか、調べる検査です。ただし、パッチテストでは判明しないこともあり、単一診断では判明が難しい。。
これは、金属そのものがアレルギーを起こすのではなく、金属とタンパク質との化合物が原因物質であるため、パッチテストでは判明しにくい事が原因です。
金属アレルギーの治療
医学的療法としては、皮膚・粘膜の炎症に対してはステロイド外用剤を使用します。その他、痒みが強い場合には抗アレルギー剤を併用します。
歯科金属アレルギーの場合には、原因となる口腔内の金属を除去し、別種の金属や陶材などにすることによって症状が軽快することがあります。
~金属アレルギーによい漢方薬~
金属アレルギーによく使う漢方薬 |
十味敗毒湯 |
柴胡・桔梗・川芎・防風・茯苓・樸樕・生姜各3.0;独活・荊芥・甘草各2.0 |
防風通聖散1 |
滑石3.0;石膏・黄芩・桔梗・甘草・朮各2.0;大黄・芒硝各1.5(適量) 防風・川芎・当帰・芍薬・薄荷・麻黄・連翹・荊芥・梔子・乾生姜各1.2 |
黄耆建中湯 |
芍薬6.0;黄耆4.0;桂枝・甘草・大棗・生姜各3.0;膠飴20.0 |
帰耆建中湯 |
芍薬6.0;桂枝・大棗・生姜各4.0;当帰3.0;甘草・黄耆各2.0;膠飴20.0 |
桂枝加黄耆湯 |
桂枝・芍薬・生姜・大棗各4.0;甘草・黄耆各2.0 |
~金属アレルギーによいサプリメント~
金属アレルギーによいサプリメント |
γリノレン酸(GLA) |
ヨーロッパではアトピー性皮膚炎の治療に用いられるハーブ |
霊芝 |
過剰な免疫反応を調節する |
ビタミンC |
アレルギー症状を緩和する |
ビタミンB6 |
皮膚を正常に保つ |
カルシウム |
良好な免疫バランスを保つためには、豊富なカルシウムが必要です。
|
亜鉛 |
亜鉛は様々な代謝に必要なミネラルです。免疫機能の維持に必須です。 |
ケルセチン |
ケルセチンは、イチゴに多く含まれる成分で、アレルギー反応の主体であるヒスタミンの放出を抑制する働きがあるといわれています。 |
ビタミンC |
免疫をはじめ、血液中のアレルギー反応物質を抑制する働きがあります。特に、免疫機能の向上によりアレルギー反応を抑えるといわれています。 |
|
【公共広告】冬の献血ご協力ください |
|
|