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牛乳アレルギーの原因と症状

牛乳アレルギーの原因と症状

 牛乳アレルギーは、牛乳中のタンパクに対する過敏症です。牛乳を放置すると上清と沈殿物に分かれて上清にβラクトグロブリンが沈殿物にはカゼインが含まれます。すなわちその牛乳中のカゼインとβラクトグロブリンという物質でアレルギーを起こす事になります。なおチーズはカゼインから作られます。牛乳だけではなく母乳中の微量アレルゲン、皮膚についた牛乳アレルゲン、ハウスダスト、局所塗布薬にも牛乳蛋白が含まれています。
 
 牛乳には20種類以上のタンパク質が含まれていますが、特にアレルギー症状を引起こすとされているのは(これ以外もあります)カゼインやラクトグロブリンなどです。上記のタンパクに対するアレルギー反応が関与することが多いとれています。牛乳中のタンパクが摂取されることにより、腸管壁の肥満細胞のIgEと牛乳タンパクが抗原抗体反応を起こし、その結果、肥満細胞よりヒスタミンが遊離され、腸管の平滑筋収縮や血管透過性亢進が誘起されます。食物アレルギーの特徴として、腸管粘膜の粘膜免疫機構の未熟な小児にその頻度が高く、症状も重篤である場合もあります。最近ではアナフィラキシー型の食物アレルギー患者も少なくありません。食物アレルギーの原因食品として、わが国として多いのは、鶏卵、牛乳、大豆製品なのです。

牛乳アレルギーの症状

 一般に牛乳アレルギーは乳幼児期に発症します。90%が生後3ヶ月以内に、そのほかの大部分が生後2~6週間に発症するとされています。牛乳を食品から完全に排除するなどの適切な処置を行うことで、多くは学童期までに耐性が得られ、牛乳を摂取してもアレルギーが起きないようになるケースがありますが、軽症例を含めると成人まで持ち越す例もすくなからずあります。牛乳アレルギーは赤ちゃんや乳児の発症がほとんどですので、お母さんやお父さんが常に注意する必要があります。

  牛乳アレルギーの症状は哺乳力低下、下痢、嘔吐などの消化器症状の他、接触直後に起こる口唇部の発赤、腫脹(ジンマシン)から、目のかゆみ・充血、鼻汁・くしゃみ、アトピー性皮膚炎、咳・嗄声、喘鳴、稀にアナフィラキシー・ショックを起こす場合もあります。


牛乳アレルギーの治療

牛乳アレルギーの治療
 牛乳の除去を行い、大豆乳や消化乳(ただし、大豆アレルギーに要注意)を使用。粘膜損傷が激しく、下痢が続く場合には中心静脈栄養が必要となる場合もります。
 乳児の牛乳アレルギーの予後は良好といわれ、1歳の終わり頃には牛乳アレルギーの17~85%が牛乳の飲用が可能になると報告もあります。その頃にも30%以上の患児が牛乳抗原に対する抗体を依然として持っているが、下痢、嘔吐などの消化器症状症状は落ち着いてくる。

牛乳アレルギーの原因となる食材
 乳中の微量アレルゲン、皮膚についた牛乳アレルゲン、ハウスダスト、局所塗布薬にも牛乳蛋白が検出されます。カゼインは下記のものにも含まれています。化粧品、タンナルビン、ハム、ソーセージ等の豚肉食品 非発酵グレープジュースなどのフルーツジュース、ワイン、蒸留酒、ビール等も注意が必要です。


食物アレルギーによい漢方薬

食物アレルギーによい漢方薬
胃苓湯 食あたり、お腹のゴロゴロ、下痢、嘔吐、腹痛などを改善します。体力が中くらいの人で、胃腸に水分が停滞しているときに向きます。
消風散 皮膚の赤みやカユミを発散し、分泌物をおさえます。また、そのようになりやすい体質を改善します。体力が中くらい以上の人で、熱感やカユミが強く、じゅくじゅくした湿疹に適します。
治頭瘡一方 ジュクジュク、ただれ、かさぶた、カユミなどをやわらげ、湿疹の治りをよくします。分泌物の多い湿疹、とくに子供の顔や頭にできるものに適します。
五淋散 水分調整をします
半夏瀉心湯 胃腸の働きをよくして、食欲不振や胃もたれ、吐き気や嘔吐、お腹のゴロゴロ、下痢などを治します。また、口内炎や神経症にも適応します。体力が中くらいの人で、みぞおちが張りつかえ感のあるときに向きます。
辛夷清肺湯  鼻づまりを改善する効果が期待できます。体力が中くらい以上の人で、患部に熱感や痛みを伴うときに向きます。
柴胡清肝湯  炎症をやわらげたり、血行をよくする働きがあります。また神経の高ぶりをしずめて、心と体の状態をよくします。いわゆる腺病質で、皮膚が赤黒く、のどの腫れを起こしやすい人、ことに子供に向いています。
十味敗毒湯 皮膚の赤みやカユミを発散し、腫れや化膿をおさえます。また、そのようになりやすい体質を改善します。体力が中くらいの人に向く処方です。


食物アレルギーによいサプリメント

食物アレルギーによいサプリメント
グルタミン粉末 アミノ酸の一種で、腸内の傷をいやし、腸を強くする働きがあります。
乳酸菌 腸内細菌のバランスを整えます。
塩酸ベタイン 消化機能の促進をし、腸内環境の整備をします。
カプリル酸 カプリル酸は腸の治癒を助けると言われています。
カルシウム 良好な免疫バランスを保つためには、豊富なカルシウムが必要です。
亜鉛  亜鉛は様々な代謝に必要なミネラルです。免疫機能の維持に必須です。
ケルセチン ケルセチンは、イチゴに多く含まれる成分で、アレルギー反応の主体であるヒスタミンの放出を抑制する働きがあるといわれています。
ビタミンC 免疫をはじめ、血液中のアレルギー反応物質を抑制する働きがあります。特に、免疫機能の向上によりアレルギー反応を抑えるといわれています。


牛乳アレルギーの人はこんな薬にも注意!

<タンニン酸アルブミン製剤>
 牛乳に含まれるタンパクで、アレルギーの原因と考えられるものは、カゼインやラクトグロブリンなどの乳性たんぱく質です。このタンニン酸アルブミンはタンニン酸とアルブミンを結合させたものですが、現在はそのアルブミンの代わりに、カゼインが用いられています。そのため、牛乳アレルギーがある場合にはアナフィラキシー症状などを含む過敏症状をひきおこす可能性があるために、服用禁忌となっております。
<タンニン酸アルブミン製剤>
商品名 薬効
タンナルビン(P)
タンニン酸アルブミン(P)
整腸剤(下痢止め)


<カゼインを含む製剤>
 牛乳アレルギーがある場合にはアナフィラキシー症状などを含む過敏症状をひきおこす可能性があるため、服用禁忌となっています。

<カゼインを含む製剤>
商品名 薬効
ミルマグ(T) 制酸剤
メデマイシン(C)
メイアクト(T)
抗生物質
アミノレバンEN(P)
エンシュア・H(So)
エンシュア・リキッド(So)
クリニミール(P)
ハーモニック-F(So)
ハーモニック-M(So)
ラコール(So)
滋養強壮剤(経管栄養剤)
エマベリンL(C) 高血圧・狭心症治療剤
雪印新低メチオニンミルク
(ホモシスチン尿症用)
代謝異常症特殊粉乳
GSDフォーミュラD明乳
GSDフォーミュラN明乳
肝型糖原病・特殊粉乳
ビオガンマ
イントロンA
遺伝子組み換え型インターフェロンγ製剤(注射製剤)
ノイトロピン特号
ノイトロピン特号3CC
スモン後遺症状、アレルギー性鼻炎・そう痒(注射製剤)


<乳酸菌・酪酸菌製剤(整腸剤)>
 乳酸菌・生菌製剤は、製造過程における凍結乾燥の際、菌の安定化のために、脱脂粉乳を使用しています。そのため牛乳アレルギーがある場合にはアナフィラキシーなどを含む過敏症状をひきおこす可能性があるために、服用禁忌となっています。

<乳酸菌・酪酸菌製剤(整腸剤)>
商品名 薬効
アンチビオフィルス(FG)、エンテロノン-R(P)、エントモール(P)、コレポリーR(P)、ラックビーR(P)、ビオスリー(P・T) 整腸剤(抗生物質などの服用時に生じる腸内細菌叢の異常に伴う諸症状(軟便・下痢止めなど)の改善)
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