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そばアレルギーの症状

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そばアレルギーの症状

 ソバを食べると、15分~数時間で、アレルギー反応が生じます。ソバは蛋白質・ミネラル・ビタミンが多く含んでいる、優れた日本食なのですが、ソバを異物として排除しようとする免疫機構が反応してしまうことがあるのです。

様々なアレルギー反応が起こりますが、重症の場合は、ショックなどのアナフィラキシーを起こします

そばアレルギーの症状

ソバを食べると、以下のような症状が起こります。

①口の周りの腫れ・発赤
②のどのかゆみ・イガイガ感
③皮膚のかゆみ・じんましん
④咳・喘鳴(ぜんめい)・喘息
⑤嘔気・嘔吐・下痢
⑥アナフィラキシー

特にアナフィラキシーを起こした場合、ショックで命にかかわることもあるので注意が必要です。

アナフィラキシーショックとは
①じんましん・紅潮(皮膚が赤くなること)・浮腫
②喉頭浮腫・嗄声(させい:声がかれる)・呼吸困難・喘鳴(ぜんめい:ゼイゼイといった息をする)
③腹痛・下痢(げり)・嘔吐(おうと)
④痙攣(けいれん)・頭痛・めまい・意識消失
⑤血圧低下・頻脈
⑥ショックから死亡
 アナフィラキシーショックは即時的に症状が悪化していきます。これらが見られた時は、緊急対応が必要となります。


原因不明のそばアレルギー

 そばアレルギーの症状を起こすアレルゲンの成分が何か、いまだに解明されていません。また、そばアレルギーの場合、そばのゆで汁や揮発した蒸気に対してもアレルギー症状が出ることが多いので、熱によって変性しにくい成分ではないかとされています。また、そば殻枕によってぜんそくなどの症状を起こすことも多く、そば殻にも共通する成分がアレルゲンと考えられています。しかしながら、そばアレルギーに対しての有効な治療法はないとされ、そばアレルギーの人はいろいろな食品に含有しているそばに注意しながら食生活を送るということが治療法になっています


そばアレルギーの治療

 そばアレルギーに対する有効な治療法がないという現状を踏まえ、自分のできることが治療法になります。食べた食物に対して、かゆみやじんましんなどの症状が出た場合は、その食物を覚えておくこと、どのような食物に対してアレルギー症状を起こすのかを知っておくことが、そばアレルギーの治療法になります。食物アレルギーの中には少ずつ慣れていくことが治療法となる場合もありますが、そばアレルギーにはその治療法が適しません。かえって症状を悪化させてしまいます。周囲の人にも自分がそばアレルギーだということを知ってもらい、理解・協力してもらいながら、そばアレルギーと上手に付き合っていきましょう。


食物アレルギーによい漢方薬

食物アレルギーによい漢方薬
胃苓湯 食あたり、お腹のゴロゴロ、下痢、嘔吐、腹痛などを改善します。体力が中くらいの人で、胃腸に水分が停滞しているときに向きます。
消風散 皮膚の赤みやカユミを発散し、分泌物をおさえます。また、そのようになりやすい体質を改善します。体力が中くらい以上の人で、熱感やカユミが強く、じゅくじゅくした湿疹に適します。
治頭瘡一方 ジュクジュク、ただれ、かさぶた、カユミなどをやわらげ、湿疹の治りをよくします。分泌物の多い湿疹、とくに子供の顔や頭にできるものに適します。
五淋散 水分調整をします
半夏瀉心湯 胃腸の働きをよくして、食欲不振や胃もたれ、吐き気や嘔吐、お腹のゴロゴロ、下痢などを治します。また、口内炎や神経症にも適応します。体力が中くらいの人で、みぞおちが張りつかえ感のあるときに向きます。
辛夷清肺湯  鼻づまりを改善する効果が期待できます。体力が中くらい以上の人で、患部に熱感や痛みを伴うときに向きます。
柴胡清肝湯  炎症をやわらげたり、血行をよくする働きがあります。また神経の高ぶりをしずめて、心と体の状態をよくします。いわゆる腺病質で、皮膚が赤黒く、のどの腫れを起こしやすい人、ことに子供に向いています。
十味敗毒湯 皮膚の赤みやカユミを発散し、腫れや化膿をおさえます。また、そのようになりやすい体質を改善します。体力が中くらいの人に向く処方です。


食物アレルギーによいサプリメント

食物アレルギーによいサプリメント
グルタミン粉末 アミノ酸の一種で、腸内の傷をいやし、腸を強くする働きがあります。
乳酸菌 腸内細菌のバランスを整えます。
塩酸ベタイン 消化機能の促進をし、腸内環境の整備をします。
カプリル酸 カプリル酸は腸の治癒を助けると言われています。
カルシウム 良好な免疫バランスを保つためには、豊富なカルシウムが必要です。
亜鉛  亜鉛は様々な代謝に必要なミネラルです。免疫機能の維持に必須です。
ケルセチン ケルセチンは、イチゴに多く含まれる成分で、アレルギー反応の主体であるヒスタミンの放出を抑制する働きがあるといわれています。
ビタミンC 免疫をはじめ、血液中のアレルギー反応物質を抑制する働きがあります。特に、免疫機能の向上によりアレルギー反応を抑えるといわれています。

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