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血液の成分について(血球・血漿など)血液は動物の主要な体液で、全身の細胞に栄養分や酸素を運搬したり二酸化炭素や老廃物を運び出すために重要な役割を持っています。ヒトの血液量は体重のおよそ 1/13(男性で約8%、女性で約7%)であり、体重 70 kg の場合は、約 5kg が血液の重さとなります。 血液の成分としては以下の通りとなります。 血液を構成している成分には、血球成分と血漿成分があります。 ●血漿成分 55% 水分 91% 血漿蛋白質 7% ○アルブミン 55% ○グロブリン 40% ○凝固因子 5%など 無機塩類 0.9% 脂質 1% 糖質 0.1% その他(各種ホルモン、酵素など) ●血球(細胞)成分 45% 血小板 1% :比重1.032 白血球 3% :比重1.063~1.085 ○顆粒球 70~75% (好中球 ・好酸球・好塩基球 ) ○リンパ球 25% ○単球・マクロファージなど 5%程度 赤血球 96% :比重1.095 |
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赤血球(Red blood cell)血液が赤く見えるのは赤血球の色です。私たちの血液中(約50μL)には、なんと200億個もの赤血球が含まれております。 赤血球は、ゴム風船のような袋になっていて、中にはヘモグロビン(血色素)と呼ばれる蛋白質が詰まっています。このヘモグロビンが酸素運搬の担い手ですが、ヘモグロビンの中をよく見ると、鉄分が含まれています。白血球(White blood cell)白血球は外部からの細菌、ウイルスの侵入を防ぐ機能があります。怪我などをすると出血は止まりますが、キズ口が開いたままです。血液には栄養がたっぷりと含まれておりウイルス達にとっては非常に攻撃しやすい侵入口となります。ウイルスが侵入する事で発熱したり、思わぬ病気になったりしますので、何としてでも侵入を防がなければなりません。この時に外部からのウイルス等の侵入に対し防衛する働きが白血球になります。白血球は、血液中(約50μL)に、30万個の精鋭達が控えています。 また、色々な種類があります。・好中球:生体に侵入する感染病原体や異物に対する防衛反応(貪食と消化)を行う。 ・好酸球:アレルギー反応、抗原抗体反応に関与する。 ・好塩基球:細胞表面のIgEに特異抗原が結合すると、ヒスタミン、ヘパリンなどを分泌し炎症治癒の促進などに関与する。 ・リンパ球:T細胞とB細胞に大別され、前者は細胞性免疫、後者は液性免疫に関与する。 ・単球:骨髄で作られるが、組織にでて、マクロファージとして主に老廃物の除去、組織の修復などに関与する 血小板(Platelet)出血した時に一番最初に働く機能です。血液が外部に出ない為に出血を止める働きがあります。血血の中(約50μL)に、10億個の血小板があります。 この血小板が傷口に張りついて、その血小板にまた別の血小板が張りついて、そうやって傷口を塞いでくれるんです。血小板は直径2~4μの小さな血球で、骨髄巨核球の細胞質からちぎれるように分離してできます。止血のメカニズムは、粘着・凝集により血小板血栓を作ります。その後凝固因子の働きで止血がさらに進行します。 <血小板第三因子の放出により内因性トロンボプラスチンを形成します。 このほか血餅収縮と呼ばれる働きもします。 |
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