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急性腎不全の症状・検査・治療について数時間~数日という短期間の急激な腎機能の低下により、高窒素血症・高電解質異常、アシドーシスが急速に進行した状態を言います。急性腎不全の原因急性腎不全の原因は、腎前性、腎性、腎後性に分けられます。①腎前性 ショック、大出血、心不全、脱水などにより全身的循環障害を原因として、腎臓内の虚血状態により糸球体濾過値が著しく低下するために起こります。 ②腎性 腎臓内(糸球体、尿細管、間質、血管など)に何らかの病変が生じ、腎機能が急激に低下するために起こります。 ③腎後性 結石、子宮ガン、前立腺肥大などによる尿路閉塞により起こります。 |
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急性腎不全の症状①急激な糸球体濾過機能の低下により尿量が400ml/日(乏尿)となります(正常な場合500~2000ml/日)。ただし、尿量400ml/日以上である非乏尿性の場合もあります。②体液の恒常性機能が失われ、高尿酸血症、尿毒症が出現します。 ③発症期、乏尿期、利尿期、後利尿期へと移行します。数日から数週間の乏尿期を経ることができれば、回復へと向かいます。しかし、利尿期は3~7日、後利尿期は6~12ヶ月続きます。 Ⅰ、乏尿期 尿の濁り、蛋白尿、吐血、嘔吐、下痢、呼吸困難、昏睡、頭痛、脱力、頻呼吸、意識障害、痙攣、浮腫、高血圧、心不全、肺水腫などの尿毒症症状が現れます。また、検査所見としては、血清尿素窒素(BUN)、血清クレアチニン(Cr)、代謝性アシドーシス、高カリウム血症、高リン血症、高尿酸血症、腎機能の低下などが診られます。 Ⅱ、利尿期 尿量は2000ml/日以上となり、10000ml/日以上の場合もあります。その多尿の影響により、体重の減少が現れることもあります。しかし、水、電解質代謝の調節機能はなく、尿の生成をしているに過ぎない状態です。 Ⅲ、後利尿期 尿量は徐々に正常に戻ります。また、乏尿期、利尿期に見られたような症状は消失します。しかし、腎機能が完全に戻るまでは注意が必要です。 急性腎不全の検査①BUN・・・基準値以上②血清クレアチニン(Cr)・・・基準値以上 ③血清K・・・・・・基準値以上 ④Hb・・・・・・基準値以下 ⑤血液ガス・・・・代謝性アシドーシス ⑥尿量・・・・400ml/日未満 ⑦胸部X線 ・心胸比の拡大 ・肺うっ血 ・肺水腫が疑われるとき ⑧心電図・・・・高K血症が疑われるとき 急性腎不全の治療・原因の除去:第一原則となります。(原因別に対応)・利尿剤の使用 ・透析療法:利尿剤で効果が出ない場合や、検査データに悪化する所見が見られるときに行われます。 急性腎不全の食事療法①体たんぱく質の異化作用(糖化、エネルギー化など)を予防するために十分なエネルギー補給が必要となります。*体たんぱく質:体を構成しているたんぱく質 ②水・電解質のコントロール状態により対応します。 急性腎不全の食事療法
摂取エネルギー(特に糖質)の低下により、亢進度が増します。 |
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