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腎臓の検査腎臓疾患により透析療法を受けている方は、現在増加傾向にあります。その患者数は今や20万人にも達しようとしています。腎臓病は、病気発生の予防、そして病気の進行を抑えることが、腎臓の機能を維持するうえでとても大切です。 腎臓疾患は自覚症状がないことが多く、早期発見、早期治療を実現するためには、健康診断で定期的にチェックすることが非常に大切です。 以下に、腎臓に関する検査項目を挙げてみましょう。 |
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主な腎臓の検査の概要と正常値①BUN:血中尿素窒素BUNとは、血清(血液)中の尿素、尿酸などに含まれる窒素のことです。 尿素は蛋白質の最終代謝産物であり、主として腎臓から排泄されます。 BUNの増加は腎機能の低下を反映しており、腎機能の指標として広く用いられています。 BUNの正常値 8~22mg/dL ※BUNは、腎疾患以外のさまざまな生理的条件(性別、年齢、日内・季節変動、運動、食事など)でも変動します。
②クレアチニン Crクレアチニンは、筋肉中でエネルギーとして使われた後のクレアチンリン酸から作られ、血液中に放出されます。腎糸球体でろ過され、ほとんど再吸収されることなく尿中へ排泄されます。このため、血清中のクレアチニン濃度は腎機能障害の指標として測定されます。 クレアチニンの正常値 男性:0.61~1.04mg/dL 女性:0.47~0.79mg/dL ※運動による影響を受けやすいため、早朝、空腹時に採血するのが望ましいとされています。
③尿酸尿酸は、核酸の構成物質の1つであるプリン体の最終代謝産物で、その大部分は腎糸球体からろ過されて排泄されます。この検査は、痛風の診断と経過観察を目的に行います。 尿酸の正常値 7.0 mg/dL未満 ※男性は女性より高めで、思春期以降上昇します。女性は閉経後上昇し、男性値に近付きます。また、妊娠初期は低下し、後期に上昇します。
④Na(ナトリウム)Naは細胞外液中の陽イオンの約90%を占め、水分の分布、浸透圧の調整、酸塩基平衡の維持に重要な役割を果たしています。この検査は、主に水代謝系の異常を調べる目的で行われます。 Na(ナトリウム)の正常値 136~148mEq/dL
⑤Ca(カルシウム)Caは99%が硬組織(骨や歯牙)に含まれ、残りの1%が軟部組織や細胞外液中に存在します。この検査は、Ca濃度の異常から、その原因疾患の診断を目的にしています。 Ca(カルシウム)の正常値 8.5~10.2mg/dL ※血清アルブミン濃度(Alb)が<4g/dLの場合には補正式を用いる必要があります。 補正Ca濃度(mg/dL)=実測総Ca濃度(mg/dL)+(4-Alb(g/dL))
⑥P(リン)P代謝の調節には副甲状腺ホルモンが関与しており、このホルモン作用の変化によって異常が起ります。この検査は、P濃度の異常から、その原因疾患の診断を目的にしています。 P(リン)の正常値 2.4~4.3mg/dL ※日内変動があり、夜中に最高値を示し、食事摂取後、細胞内への移行により濃度が低下します。小児、思春期では主に成長ホルモンの影響で通常より1mg/dLほど高値になります。また、閉経後の女性では女性ホルモン作用の低下により若干高値になります。
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