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呼吸器(肺)の病気の症状・治療・検査について

呼吸器(肺)の病気の症状・治療・検査について

 呼吸には二種類の意味があります。
ひとつは、呼吸器を用いて酸素を体内に取り込み、呼吸で生じた老廃物である二酸化炭素を体外に放出することを言います。
もう一つは、呼吸器により取り込まれた酸素を細胞が最終電子受容体として酸素を用い、二酸化炭素を放出することを言います。
 細胞呼吸については、広義には最終電子受容体として酸素を用いない『嫌気呼吸』もその意味合いに含まれますがが、通例では呼吸とは酸素を用いる好気呼吸として用います。
 上記のことから、細胞レベルで考えた場合、酸素は生命線であり人間が生命活動を行っていくうえでとても重要なことです。ここでは、この呼吸に携わる呼吸器特に肺について触れていきます。
肺の構造と働きについて
病院で行われる主な肺の検査の概要と正常値
肺の病気の種類と病態について


肺の構造と働きについて

肺の構造について

1、肺の構造について 

 肺は横隔膜・肋間筋に囲まれた胸郭の中にあります。肺の表面を覆っている漿膜を胸膜と言い、横隔膜や肋間筋を裏打ちしています。肺を覆っている胸膜を臓側胸膜(肺胸膜)と言い、横隔膜や肋間筋を裏打ちしている胸膜を壁側胸膜と言う。臓側胸膜と壁側胸膜は辺縁で連続していて、一枚の扁平な袋になっています。この袋の中を胸膜腔と言い、漿液である胸膜内液で満たされていいます。
 肺は左右二つあり、それぞれの尖った上部は肺尖、下面は肺底と呼びます。右肺は上から順に上葉・中葉・下葉、左肺はやや小さく上葉・下葉からなります(図1)。この5つの肺葉を大葉と言いいます。大葉は更に細かく10の肺区域に分けられます(図2、3)。

2、呼吸器の構造そして呼吸器の機能全般について

①気道(呼吸の流れ)について(図4)
 口や鼻から入る空気の通り道を気道と言いいます。気道は咽頭で一つになり、喉頭で食道から前方に枝分れして気管になります。気管は縦隔で左右に枝分れして気管支になります。 気管支は大葉へ向けて分岐し、さらに肺小葉に向けて分岐します。分枝を繰り返して軟骨を持たない複数の細気管支、そして段々と平滑筋や弾性繊維を豊富に持つ終末細気管支を経て呼吸細気管支になり、その先端には肺胞がブドウのように密集しています。

②防護機能について
 肺は外気と直接的に触れる場所であり、絶えず細菌などの脅威にさらされています。しかし、以下にあげるような防護機能により体内に細菌などの異物が入らない仕組みが出来上がっています。気管支には杯細胞や線毛細胞、細気管支にはクララ細胞、肺胞にはI型肺胞上皮細胞、II型肺胞上皮細胞があります。気管支にある杯細胞は気管粘液を出して湿度を保ち、線毛細胞は線毛運動によって吸気に混入した細菌等を咽頭へ流し戻す働きがあります。これらの生理機能が正常に働いていれば肺胞は無菌に保たれているため、網細血管が直接空気と触れても細菌感染等は起こすことはありません。
 
③肺胞について
肺胞は、厚さ約0.1ミクロンの扁平上皮である呼吸上皮細胞(肺胞上皮細胞)が直径約0.1-0.2mmの球状になり、空洞(肺胞気)を取り囲む構造を持ちます。両肺合わせて約3億子がある肺胞では、内部に入り込んだ空気とそれを取り囲む多くの毛細血管の間でガス交換を行う場所であり、面積を広げると約70m2になる。毛細血管は内皮細胞に走り、呼吸上皮細胞との間に基底膜がある。厚さ約0.5ミクロンのこれら3層は血液空気関門と言う。肺胞でガス交換が行われる時は、I型肺胞上皮細胞が特に能動交換は行う訳ではなく、単にガス濃度の自然勾配によって受動交換が行われる。この為広い交換面積が必要になります。

④そのほかの肺の環境を維持する機能について 
 肺胞上皮細胞内には、異物に対する免疫を持つマクロファージ(肺胞マクロファージ)や単球や、肺胞がひしゃげるのを防止するため脂質の表面活性物質を分泌するサーファクタント分泌細胞などがあります。肺胞にあるI型肺胞上皮細胞は薄い細胞で交換されるガスの通り道になっています。II型肺胞上皮細胞は厚い細胞で肺サーファクタントを出しています。肺胞は極めて小さいため、そのままでは水の表面張力によって潰れてしまいますが、表面活性物質を出して表面張力を下げて、肺胞が潰れない様にしています。肺表面活性物質は胎生28週頃になってやっと出始めるため、妊娠28週以前に出産すると呼吸ができない新生児呼吸窮迫症候群 (RDS) になる危険性が極めて高くなります。そのような児のために現在は人工のサーファクタントを用いて、呼吸できる環境にするのが一般的です。
 
図1
図2前から
図3後ろから
図4

図5




肺の働きについて

 呼吸のはたらきは、空気中の酸素をからだの中に取り入れて、二酸化炭素をからだの外に出すことです。酸素と二酸化炭素の交換(ガス交換)が肺のもっとも大切な役割になります。
 ガス交換をおこなっているのが吸った空気の通り道である気管支のいちばん奥にある“肺胞”という小さなふくろ状の組織です。肺胞は左右の肺あわせて3億~5億個もあり、肺胞の表面には、毛細血管網が張りめぐらされ、この毛細血管の中を流れる赤血球と肺胞の中の空気との間でガスが交換されています。(図3)
 肺胞の表面積は、皮膚面積の約20倍以上にも及びます。肺気腫は、肺胞と肺胞を仕切る壁がこわれ、空洞ができ、ガス交換がうまくできないために息切れ、呼吸困難が生じて起こります。
 脳の中の延髄に呼吸を調節する指令塔があります。ここで呼吸のリズムや大きさを決定していると考えられています。ここから出た刺激は横隔神経を経由して肺と腹を仕切っている横隔膜に伝わります。横隔膜は、もっとも大きな呼吸を補助する筋肉で、その筋肉がちぢむことで肺の中に空気を取り込み、息を吸う動作が始まります。肺はやわらかいゴム風船のようなもので、それを胸郭や横隔膜が取り囲み、ポンプのようにはたらいて、風船をふくらませたりへこませたりして空気を出し入れしているのです。(図1、2)
 健康な人は、1回に取り入れる空気の量(1回換気量)はだいたい500ccくらいです。1分間に15回くらい空気を出し入れすると、7500ccもの空気が1分間に肺に入ってくることになります。運動しているときは、この倍くらいの空気が必要となってきます。
図1

図2

図3

病院で行われる主な肺の検査の概要と正常値

 脳の疾患は一部を除き、血液検査などの簡易検査では調べることができません。確かにコレステロールや中性脂肪などと言った、動脈硬化の前兆状態を調べることはできますが、疾患そのものの進行状況や血液の流れなどいった血液検査では知りえる事のできない検査が中心となります。
 内容としては、画像診断が中心となり視覚的診断が中心となります。

①胸部X線検査

検査名 chest-xray examination
検査内容
 肺がん、肺結核、肺炎などでは、異常が白い影として映ります。気胸、肺気腫などは病気のあるところの空気が多くなるので、黒く映ります。気管支拡張症や胸水などもこ指摘されます。
 一方、肺といっしょに心臓や大血管も映るため、心臓弁膜症、拡張型心筋症や心筋梗塞など、心臓が拡大する病気が見つかるきっかけにもなります。また、心不全が悪化すると、肺水腫になったり、胸水が貯留したりすることもわかります。
詳しくは、胸部X線検査をご覧ください。


②胸部CT検査

検査名 chest CT
検査内容
 肺や気管、気管支などの病変を見つけるために行なわれます。特に、肺がんの診断には、いまや欠かせない検査となっています。また、胸膜や肺の生検(組織や臓器の一部を採取して調べる検査)を、CTで病変の部位を確認しながら行なう際にも利用されます。
詳しくは、胸部CT検査をご覧ください。


③気管支内視鏡

検査名 bronchoscopy
検査内容
 病変の場所、状態、大きさなどがわかります。採取した細胞を顕微鏡で調べることによって、がんの確定診断が下せます。肺がんのほか、気管支炎、気管支拡張症、肺線維症などの診断に役立ち、出血している場所の確認も行なわれます。
 また、蛍光気管支内視鏡と呼ばれる、正常な気管支組織は緑色に光り、がん組織は黒っぽく見えるように変化させて行う検査もあります。
詳しくは、気管支内視鏡をご覧ください。


④肺機能検査

検査名 plumonary function test
検査内容
 肺の病気が疑われる時に受ける検査で、空気を出し入れする換気機能のレベルや、肺の容積などを調べる検査です。
肺機能障害の有無や、肺の機能がどの程度障害されているのか、その障害は進行性か、手術に耐えることが出来る状態か、などを判定するために行います。
咳や痰の多い人、息切れのある人、喫煙者などは、特にこの検査を受けることが勧められます。
詳しくは、胸部X線検査をご覧ください。


⑤酸素飽和度検査

検査名 oxygen saturation test
検査内容
 慢性の息切れが起こる代表的な病気にCOPD(慢性閉塞性肺疾患)があります。酸素飽和度検査は安静時の動脈血の中に、酸素がどの程度含まれているか(酸素飽和度)を調べる検査で、COPDを診断する際に、スパイロメーターによる肺機能検査や6分間平地歩行テストとともに行われます。
詳しくは、酸素飽和度検査をご覧ください。


⑥動脈血ガス分析

検査名 Arterial blood gas analysis
検査内容
 細い注射針を使って手首の橈骨(とうこつ)動脈、鼡径部の大腿動脈、腕の上腕動脈などから血液を採取します。採血した動脈血液を10分以内に血液ガス自動分析装置にかけて分析します。
詳しくは、動脈血ガス分析をご覧ください。


⑦喀痰検査

検査名 sputum examination
検査内容
 痰を調べることは、呼吸器系の病気の診断では大変重要です。痰の検査の中では、感染症の有無や病原体を特定する細菌検査と、がん細胞の有無を見るための細胞診の2つが重要です。
詳しくは、喀痰検査をご覧ください。


⑧ピークフロー値

検査名 PFR
検査内容
「フーッ」と目一杯に吐き出した息の速度(最大呼気流量)のことで、ピークフローメーターという市販の専用器具を使って測定します。この数値を毎日測定することによって、喘息のコントロールに大切な"自分の気道の状態"を客観的に把握することができます。
詳しくは、ピークフロー値をご覧ください。


⑨胸水穿刺

検査名 Hydrothorax puncture
検査内容
胸水の採取は、胸壁への経皮的穿刺(皮膚を通じて注射針を刺す方法)で行われ、色や匂いなどの外観や、比重、タンパク量、LDH(乳酸脱水素酵素)、細胞数などの性状を調べます。
局所麻酔をした後、肋骨の間から穿刺を行ないます。穿刺針を入れる際、呼吸を止めます。身体を動かさないように固定し、咳やくしゃみは我慢します。検査時間は10~30分ほどです。
詳しくは、胸水穿刺をご覧ください。


⑩肺生検

検査名 lung biopsy
検査内容
 画像検査や気管支内視鏡検査などで診断のつかない場合に、肺の病巣から組織片を採取して、悪性か良性かを調べたり、肺結核、肺炎などの呼吸器系疾患を鑑別するために行われます。
詳しくは、肺生検をご覧ください。


⑪アプノモニター

検査名 apnomonitor
検査内容
睡眠時無呼吸症候群の診断に行う簡単な検査。鼻孔とのどぼとけ、人差し指にセンサーをつけ、睡眠中の酸素濃度、呼気の流れ、喉の音を記録。記録されたデータから無呼吸の回数を解析し、診断する。入院してこの検査を行う施設もあるが、患者に装置を貸し出して自宅で行わせている施設もある。
詳しくは、アプノモニターをご覧ください。


肺の病気の種類と病態について

脳の病気の種類 各疾患の説明
かぜ症候群 医学的に「かぜ」という病気はありません。一般的に上気道(鼻・咽頭・喉頭)の急性炎症の呈する疾患の総称を「かぜ症候群」と言います。最近ではその症状が上気道だけでなく下気道(気管・気管支・肺)にまで広がっていることが多く、多病因による気道の炎症症状を総称する意味で「かぜ」または「かぜ症候群」という病名が使われています。
インフルエンザ インフルエンザとはインフルエンザウイルスによって引き起こされる急性感染症のことで、多くは上気道炎症状・呼吸器疾患を伴うことで流行性感冒、詰めて流感と言われています。
急性気管支炎  急性の炎症が気管支の粘膜におこる病気を、急性気管支炎といいます。ほとんどはウイルス感染が原因でおこり、かぜに含まれます。
 かぜ症候群では、鼻汁や鼻づまり、くしゃみなどの上気道の症状、せきやたんなどの下気道の症状、発熱や全身倦怠(だるさ)、関節の痛みなど、全身の症状がみられますが、せきやたんの症状が強い場合には、急性気管支炎と呼ばれることがあります。
肺炎  肺に起こる炎症の総称。炎症の範囲から大葉性肺炎・気管支肺炎・間質性肺炎に分けられます。細菌・ウイルス・マイコプラズマ・クラミジアなどの感染によるものや、放射線・薬剤などに原因するものがあり、発熱・咳(せき)・痰(たん)・呼吸困難などの症状を呈します。
肺化膿症  肺化膿症は、肺炎と同様に肺胞(はいほう)に細菌が増殖し、それに対して生体側の白血球を主とする炎症細胞や感染防御物質が集まり、炎症を起こした状態の感染症ですが、それに組織の破壊(壊死(えし))を伴うのが特徴的な病態です。その結果、肺内に空洞が広がり、液状の壊死物質が空洞内にたまります。簡単にいうと肺に穴があき、その穴のなかにうみがたまった状態です。肺壊疽(えそ)や肺膿瘍とも呼ばれます。
肺結核  肺結核は結核菌による肺感染です。若い人から高齢者まで年齢と関係なく発症します。結核を気づかずにいると、周囲の人にまで感染させ、多くの社会問題となります。肺の結核が結核全体の90%を占めています。
 肺結核は痰の中に菌がいなければ、他人にうつる可能性はほとんどありません。また、菌を吸引しても100%結核になるというわけではありません。結核の恐ろしいところは、結核菌が比較的弱毒菌のため、初期には症状が軽く、気づいた時には病状がかなり進行してしまうことです。
肺非結核性抗酸菌症  非結核性抗酸菌とは、「結核の親戚の菌で、培養可能な抗酸菌」です。以前は非定型抗酸菌と呼ばれていました。この菌は、結核菌とは異なり人から人には感染しません。ですから肺非結核性抗酸菌症と診断されても、肺結核のように隔離のために入院する必要はありません。またこの菌の感染症では、普通の免疫状態の方であれば、結核の様に急速に悪化することも稀です。
肺真菌症  肺真菌症とは、肺の中に真菌すなわちカビが増殖し、肺炎と似た症状が強くでる病態です。このカビの種類は極めて多く、それらは通常自然界やヒトの体内に一般的に存在しています。しかし、ヒトが健康である限り、それらが肺の中で増殖し肺真菌症を発症することは殆どありません。我々は感染症と闘う強い力を持っているからです。けれども、もしこの力が大きく弱まった時には、発症する可能性があります。特に、白血病や種々の癌の進んだ状態、ステロイド剤を長く服用している場合などでは注意が必要です。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)  慢性閉塞性肺疾患(COPD)とは、従来、慢性気管支炎や肺気腫と呼ばれてきた病気の総称です。COPDは「タバコ煙を主とする有害物質を長期に吸入曝露することで生じた肺の炎症性疾患」であり、喫煙習慣を背景に中高年に発症する生活習慣病と考えられています。わが国のCOPD患者は確実に増加しつつあり、40歳以上の人口の8.6%、約530万人の患者が存在すると推定されています。しかし、実際には22万人程度しか治療を受けていないことから、多くの未診断、未治療の患者が潜在していると思われます。
びまん性汎細気管支炎  気管支は中枢から末梢へ枝分れしてだんだん細くなり、「肺胞」という小さな袋に入る手前の部分を呼吸細気管支といいます。びまん性汎細気管支炎は、この部分の慢性炎症のために咳や痰が出たり、息苦しくなる病気です。東アジアで多くみられる病気ですが、近年わが国の患者数は減少してきています。発症に男女差はほとんどなく、発症年齢は40~50歳代をピークとしていますが、幅広く各年代層にわたっています。はっきりした原因は未だ不明ですが、環境要因と遺伝的な要因の両者が関わって発症する病気と考えられています。
気管支ぜんそく  気管支ぜんそくは、呼吸をするときの空気の通り道である気管支が敏感なために、時々痙攣を起こして狭くなり、喘鳴(ゼーゼー、ヒューヒュー)や咳が出て呼吸が苦しくなる発作を起こす病気です。気管支が敏感になるのは、そこにアレルギーなどが関係した炎症があるためなのです。また、特に高齢者では死に至る場合もあるため、発作がなくても普段から吸入ステロイドを中心とした治療を怠らないことが重要です。
特発性間質性肺炎  間質性肺炎の原因には、関節リウマチや多発性皮膚筋炎などの膠原病(自己免疫疾患)、職業上や生活上での粉塵やカビ・ペットの毛・羽毛などの慢性的な吸入、病院で処方される薬剤、漢方薬、サプリメントなどの健康食品、特殊な感染症など様々あることが知られていますが、原因を特定できない間質性肺炎を「特発性間質性肺炎」といいます。
サルコイドーシス  サルコイドーシスは原因不明の多くの臓器に発症する疾患です。この病気は、全身のいろいろな臓器(頻度が高いのは両側肺門リンパ節、肺、眼、皮膚、唾液腺、心臓、神経、筋肉など)に、結核によく似た病巣を作ります。一般にそのような病巣は「非乾酪性類上皮細胞肉芽腫」と呼ばれています。
肺がん  肺がんは戦後一貫して増加傾向にあり、日本では1998年以後、がんの中で死亡原因の第一位を占め、年間約8万人が肺がんになり、6万人以上の方が亡くなっています。症状としては、せき、呼吸困難、胸痛、血痰などが認められますが症状が出現したときにはすでに進行した状態であることが多く一方、無症状のこともあり、早期発見には定期的な検診が重要です。
肺血栓塞栓症  肺血栓塞栓症は、心臓から肺に血液を送る血管に血液が固まってできた塊がつまるために起こる病気です。血液が固まって血管を塞ぐものを血栓と言います。肺動脈を塞ぐ血栓の多くは足や腕の太い静脈の中で生じて、何らかのきっかけで静脈を通って心臓に到達します。さらに心臓から肺への血液の流れに乗って運ばれて肺動脈を塞ぎます。
肺動脈性肺高血圧症  心臓から肺に血液を送るための血管を肺動脈といいますが、この肺動脈の血圧が異常に上昇するのが肺高血圧です。肺高血圧には色々なタイプがありますが、1mm以下の細い肺動脈に原因があって肺動脈圧が上昇する疾患を肺動脈性肺高血圧症といいます。この疾患の原因はまだ充分解明されておりませんが、いくつかの疾患に合併する頻度が高いことが知られています。このような合併症と関係がないものを、これまで原発性肺高血圧症という診断名が用いられてきましたが、最近、特発性肺動脈性肺高血圧症と改称されました
肺水腫   肺水腫とは、血液の液体成分が血管の外へ滲み出した状態です。肺内に液体成分がたまるため肺で酸素の摂取が障害されて、低酸素血症となり、呼吸困難が現れます。 肺水腫の原因には大きく分けて2種類があります。一つは心臓に原因がある場合で、心筋梗塞などによって心臓の左心室から全身へ血液を送り出す力が低下し(心不全)、そのため血液が肺に余分にたまってしまった状態で、これを心原性肺水腫と呼びます。
胸膜炎  胸膜炎とは、肺を取り囲んでいる胸膜に何らかの理由で炎症が生じている状態を指します。このような場合、多くは胸膜の中にある血管から血液中の蛋白や水の成分が2枚の膜の間のスペース(胸腔)に浸みだして、胸水という病態をとります
気胸  気胸は肺そのものを包んでいる胸膜に穴が開き肺内の空気が、2枚の膜の間のスペースにもれてしまうことをいいます。原因別に自然気胸、外傷性気胸、医原性気胸などと呼ばれます。自然気胸には、原発性と続発性の2つがあり、多くは原発性です。原発性自然気胸は背が高く細長い体型の若い男性に多発します。
呼吸不全  肺の病気が進行すると肺本来の働き、つまり酸素を体内に取り込み、体内で産生した二酸化炭素を大気中へ放出することができなくなります。その結果、血液中の酸素濃度が低下する低酸素血症や、二酸化炭素濃度が増加する高炭酸ガス血症を生じてしまいます。このような異常状態を呼吸不全といいます。二酸化炭素の増加を伴わない場合をI型呼吸不全、伴うものをII型呼吸不全と呼びます。このような呼吸不全が1か月以上続く状態を慢性呼吸不全といいます。また、一か月以内に急性に進行するものを急性呼吸不全と言います
気管支拡張症  気管支拡張症は気管支が拡がって元に戻らない病気で、生まれつき(先天性)、あるいは小児期の肺炎、肺結核などの感染症のため気管支の壁が破壊されることにより起こります。気管支の一部のみで起きることもあれば、広範囲に生じることもあります。気管支は空気の通り道というだけでなく、吸い込んだ異物から体を守る働きもあり、一度破壊されると容易に細菌などの感染の場となり、感染と破壊の悪循環に至ります。
じん肺  じん肺とは鉱物のほこり(無機粉じん)を長期間吸い続けることにより起きる肺の病気で、土木建築、鉱業、鋳物、溶接、研磨、築炉や石綿を取り扱う作業などに就いている人に多くみられます。吸入した鉱物の種類や職業名により、けい肺、石綿肺、炭鉱夫肺などと呼ばれます。肺に吸い込まれた粉じんは容易に体外に排出されないため、長期間肺を刺激し、徐々に線維成分を増加させます(線維化)。線維化を起した肺は機能が落ちて、咳、痰、息切れなどの症状が出ます。
過換気症候群  過換気がおこると、体内のとりこむ酸素は多くなり、体外へ排出される二酸化炭素の量も多くなります。過換気症候群は、何らかの原因で過換気が生じ、体内の二酸化炭素が最適な値からずれて下がってしまい、身体がアルカリ状態になることで、しびれや筋の硬直など種々の症状がみられるものです。過換気は、酸素不足(低酸素血症)、肺炎など肺の病気、心臓や甲状腺の病気、服用している薬などさまざまな原因でおこりますが、不安などの精神的ストレスが原因で過換気が起こる場合もあります。
睡眠時無呼吸症候群  睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは、その名のとおり、睡眠中に呼吸が止まってしまう病気です。睡眠中に10秒以上、口・鼻の空気の流れ(呼吸)が止まってしまった状態を睡眠時無呼吸といいます。呼吸が止まらなくても呼吸が弱くなり体の中に酸素が足りない状態となるものを睡眠時低呼吸といいます。

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病気と栄養(食事療法) 色々な病気になった時に食事は治療を早めたり、回復させたりする力があります。逆に病気になった時に控えなければいけないものもあります。食事は毒にも薬にもなります。 生活習慣病(メタボ検診)の血液検査などの検査結果をチェック 気になる生活習慣病検診(メタボ検診)や健康診断結果について解説しています。メタボ体系になったら少しダイエットを考えましょう。 栄養辞典では抗酸化物質以外も説明 食育
ノロウイルス
ノロウイルス 毎年11月から翌年2月はノロウイルスが大流行いたします。特に食材の十分な加熱と手洗いの実施が重要です。また日頃の健康管理もチェックしましょう。 衛生栄養博士の大辞典 健康相談窓口
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