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皮膚の病気の症状・治療・検査について皮膚の病気には様々なものがあります。アレルギー要素の強い疾患、遺伝性のある疾患、感染症や癌もあります。皮膚の疾患と言ってもあまり怖いイメージはありませんが、皮膚は身体の内と外を隔てるいわば防御壁のようなものです。壊れれば外から様々な敵が侵入し身体の中をむしばみ最悪、細菌などが原因となり敗血症を引き起こし、生命の危機をさらすことにもなりかねません。ここでは、皮膚の働きや構造、検査、疾患などについて説明しております。 皮膚の構造と働きについて 病院で行われる主な皮膚の検査の概要 皮膚の病気の種類と病態について |
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皮膚の構造と働きについて皮膚の構造について皮膚の表面には、細かな溝が縦横あるいは斜めに細かな溝があり、不規則あるいは規則正しく三角や四角の模様を作っています。この溝を「皮溝」といい、この皮溝に囲まれ盛上がった部分を「皮丘」といいます。この皮溝の深さや皮丘の形は、肌の外観に大きく影響し、これを肌の「キメ」と呼んでいます。 皮溝が浅く、皮丘が細かく規則正しく並んだ肌は、光の反射によって美しく見えます。 このような美しさに、弾力性のある肌を「キメ」のある肌などと言います。 皮膚は図1の様に表皮、真皮、皮下組織に分けることができます。各組織はさらに細かく分けることができます。
皮膚の働き皮膚の知覚作用皮膚は、痛覚、触覚、圧覚、温度覚などを感じる感覚器官で、感覚は中枢神経に伝達されます。 皮膚の保護作用 ①外的力に対する保護作用 皮膚の表面は死んだ角質細胞で覆われているため、多少の傷では生きた細胞を傷つけることはありません。また、角化細胞はデスモゾーム構造という強固な構造によって互いに接着しており、外力で接着が剥がれることは通常はありません。皮下脂肪はクッションの役割を果たし、外力を吸収してそれよりも中にある筋肉組織や内臓組織などを保護するはたらきを持っています。このように皮膚や皮下組織の構造上の特徴から、外傷を負っても内臓などの重要な臓器には及ばないような構造を持っています。 ②科学的刺激や病原微生物に対する保護作用 正常な皮膚は、ほぼ病原微生物を通しません。皮脂と汗で作られる皮脂膜は、pH5.2~5.8の弱酸性を保ち、殺菌作用をもっていますが、多量に汗をかくとアルカリ性に傾き、細菌に感染しやすくなります。また、表皮にはランゲルハンス細胞があるため、細菌やウイルスなどの侵入を防ぎます。表皮の角質層とその細胞間皮質(おもにセラミド)は、ラメラ構造という大変に強い構造をもっています。ラメラ構造とは、脂質と水分が重なり合った構造で、角質層では表皮細胞由来の脂質成分とNMFが何層にも重なり合ってラメラ構造を作っています。この構造によって、皮膚は水溶性の異物の侵入を防ぎ、また、体内の水分が過剰に蒸発するのを防いでいます。 ③紫外線に対する保護作用 紫外線から身体を守るために、基底層にあるメラノサイトがメラニン色素を作り、紫外線を吸収し、紫外線が真皮に侵入するのを防ぎます。過度に紫外線を受けるとメラニン色素が沈着して、シミやソバカスになります。 皮膚の保湿作用 角質細胞内には水分保持能力の高いNMFが存在しており、水分を保持するようにはたらいています。そして、角質細胞と角質細胞のあいだにはセラミドなどの細胞間脂質が存在し、皮膚の表面を滑らかに整えて角質層からの水分の喪失を防ぎ、さらには皮膚表面を覆っている皮脂膜が水分の蒸散を防いでいます。このように、皮膚の保湿にはNMFやセラミドなどの細胞間脂質、皮脂膜が関与しています。皮膚の水分量は、角質層で約20%、角質層よりも下の皮膚では60~70%に保たれています。角質層の水分が10%以下になるとドライスキンと呼ばれ肌にうるおいがなく、カサカサした肌荒れを生じます。体温調節作用 皮膚は、汗を分泌して体熱を放散し、寒いときには毛孔を閉じて体熱の放散を防ぎます。また、血管を拡張・収縮して体温を調節します。皮膚の分泌・排泄作用 皮膚は、汗を分泌することによって体内の老廃物を排出し、腎臓の負担を軽くしています。また、皮膚呼吸によって二酸化炭素を排出しています。 病院で行われる主な皮膚の検査の概要皮膚の検査には、アレルギー全般に行われる検査のほかに、感染症に見られる皮膚疾患においてはウイルスや細菌に対する顕微鏡検査等が行われます。そのほかには、癌などの発見に使用されるダーモスコピー検査、皮膚組織検査等があります。
皮膚の病気の種類と病態について
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