|
|
肺気胸の症状・検査・治療について多くは自然気胸で、肺胞の一部が嚢胞化したものや胸膜直下に出来た嚢胞が破れ、吸気が胸腔に洩れる事でおこります。胸痛をきっかけとして受診される方が多くいられます。年配の人の気胸は肺気腫・結核・肺癌などの基礎疾患に伴う続発性気胸が多くあります。女性の場合は子宮内膜症が横隔膜や肺に広がり月経とともに剥がれ落ちて起こる、月経随伴性気胸の場合もあります。交通事故などによる肋骨骨折が原因となるものや、点滴誤穿刺、鍼による肩背部・胸部などへの直深刺などによる外傷性気胸もあります。 外傷による静脈や動脈の損傷を伴う場合は血気胸と呼ばれます。 |
|
|
肺気胸の症状ほとんどは突然発症し、突然、呼吸をしても大きく息が吸えない、激しい運動をすると呼吸ができなくなるなどの呼吸困難を引き起こします。臨床的には酸素飽和度の低下、頻脈、動悸、咳などが見られます。発症初期には肩や鎖骨辺りに違和感、胸痛や背中への鈍痛が見られることがありますが、肺の虚脱が完成すると胸痛はむしろ軽減します。痛みは人によって様々で、全く感じない人もいれば、激痛を感じる人もいます。 自然気胸の場合、両方の肺が同時に発症することはまずありませんが、片方の肺が発症するともう一方に負担がかかるため、可能性はあります。 この場合は酸素が供給されないため危険で、悪化すると、胸部の皮膚に気泡のようなもの(皮下気腫 )が現われることもあります。 肺気胸の検査
肺気胸の治療①初期段階では無理な姿勢や運動をせず、無理な呼吸をしないで、安静にするのみで自然治癒を待つ。これが気胸の基本的な治癒方法で、自覚症状が無いまま完治してしまうこともあります。②軽度の気胸や止血された血気胸であれば、通常は胸部の脇の部分を数mm切開し、胸腔ドレナージ術による吸引を行う。これは胸腔内を脱気し肺が膨らみやすくなるようにするのが目的で、原因病巣の治療は自然治癒を含む他の手段に用いることが必要です。 ③繰り返す自然気胸やドレーン後も改善しない気胸では、手術によって嚢胞の切除が行われます。現在では胸腔鏡下で行われるのが一般的ですが、場合によっては開胸する事もあります。事前に胸部CTで原因病巣と思しき大きな嚢胞を探して目標としますが、実際に破れたのはCTで確認できないような小さな嚢胞の場合もある。穴の開いた部分を縫い合わせる手術もあります。 ④化学熱傷をわざと起こす胸膜癒着術は、肺が潰れなくなるため根本治療となり得るが、癒着が不十分だと再発の可能性が残る。再発時は癒着しなかった部分のみが潰れるため軽度の気胸に留まるものの、治療に際してドレーンが挿入できなくなる事があります。また手術を行う時は、癒着を剥がす必要があるため、多くは開胸術が必要となります。 ⑤最近では空気漏れを起こす嚢胞を切除した後、その部分に吸収性メッシュシートを貼り付けて補強する治療法も開発されている。これにより再発率が抑えられるようになりました。 肺気胸の予後基礎疾患の無い自然気胸でも、再発を繰り返す場合があります。再発率は自然治癒の場合約50%、胸腔鏡下手術の場合5 - 10%、開胸手術の場合2 - 3%と言われているが、人によって違いは様々で、閉塞性肺疾患などが基礎にある場合はさらに難治性となります。治療後も暫くは安静を要します。気道内の大きな圧力変化をもたらす事象(飛行機、鉄道や自動車・バスでも峠越えなど・管楽器演奏・スキューバダイビングなど)は事前に医師の許可を得る事が必要です。勿論、喫煙は厳禁、咳はできるだけ我慢して早めに咳止めを服用する必要があります。1ヶ月程度安定状態が続けば運動も再開できるようになります。 肺気胸の予防肺気胸に予防法はありません。肺気胸によい漢方薬
肺気胸によいサプリメント
|
食と健康総合サイトe840.net >> 病気と栄養 >> 呼吸器の病気について >> 肺気胸 |
肺がん | 肺気胸 | 気管支炎 |
おすすめするダイエット方法を紹介します。無理なダイエットは辛く長続きしません。ダイエットのポイントは、長続きさせる事!正しいダイエット知識で綺麗に痩せましょう | ちょっと昔は、カッコ良かったあなたも年齢とともにダンダンと中年太りになり、血圧、血糖値が高くなりましたら注意信号です。早め早めの対処で正しい体重にダイエットをしましょう。 | ||||
色々な病気になった時に食事は治療を早めたり、回復させたりする力があります。逆に病気になった時に控えなければいけないものもあります。食事は毒にも薬にもなります。 | 気になる生活習慣病検診(メタボ検診)や健康診断結果について解説しています。メタボ体系になったら少しダイエットを考えましょう。 | ||||
毎年11月から翌年2月はノロウイルスが大流行いたします。特に食材の十分な加熱と手洗いの実施が重要です。また日頃の健康管理もチェックしましょう。 |
|
|
|
|
||
Copyright e840.net All rights reserved. 2013.2 |