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うつ病を治すには~抗うつ薬~

うつ病を治すには~抗うつ薬~

 抗うつ薬は現在さまざまな種類のものがあります。日本では1959年からイミプラミンという薬に代表される三環系抗うつ薬が使用されてきました。

「三環系」は、その化学構造に亀の子の環を3つ持つことからこのように分類しています。さらに、亀の子の環を4つ有する四環系抗うつ薬が開発され、使用されるようになりました。その後、三環系や四環系とは異なる化学構造をもったトラゾドンという薬剤が開発されました。

日本では、1999年からSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)という薬が使用できるようになり、現在では3種類のSSRIが日本で使用可能となっています。また、2000年からはSNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)も使用可能となり、こちらも現在では2種類が使用可能です。

三環系、四環系、SSRI、SNRIに属さないスルピリドという薬が日本では抗うつ薬として認可されれています。

うつ病の薬-抗うつ薬の種類

三環系抗うつ薬 四環系抗うつ薬 その他の抗うつ薬 SSRI NaSSA
イミプラミン
アミトリプチリン
トリミプラミン
ノルトリプチリン
クロミプラミン
ロフェプラミン
アモキサピン
ドスレピン
マプロチリン
ミアンセリン
セチプチリン
トラゾドン
スルピリド
 
フルボキサミン
パロキセチン
セルトラリン
 
ミルタザピン 


うつ病の薬-抗うつ薬の作用の基本

 うつ病は、セロトニンやノルアドレナリンといった脳内の神経伝達物質の減少や、それにより受容体数が増加して起きる可能性があります。

 うつ病の患者さんの場合、健康な人と比較すると、相対的に神経伝達物質の量が不足しており、その受け皿である受容体の数や機能が増加しています。抗うつ薬の基本的な作用は、セロトニンやノルアドレナリンなどのセロトニントランスポーターと呼ばれる部位に結合することにより、神経伝達物質がもとの神経細胞に再び取り込まれるのを阻害して、神経伝達物質の量を正常に近い状態に戻します。
三環系抗うつ薬は、うつ病とは関係のない受容体にも作用してしまうことにより、口渇や便秘、排尿困難、眠気などといった副作用が出ることがあります。

三環系抗うつ薬などが、複数の脳内神経伝達に影響するのに対して、SSRIは主にセロトニン系の神経に選択的に作用して、シナプスにおけるセロトニン神経伝達を正常に近い状態に調整するといわれています。吐き気や眠気といった副作用が一時的に出る場合もありますが、うつ病に関係するセロトニントランスポーター(シナプス間隙に遊離されたセロトニンの一部を神経終末に再び取り込む機能を有する)に選択的に作用するため、三環系抗うつ薬で起きる副作用は比較的少ないとされています。SNRIはセロトニン系ならびにノルアドレナリン系の神経の両方に作用して、シナプスにおけるセロトニンやノルアドレナリンを正常に近い状態に調整するといわれています。


うつ病の薬-抗うつ薬の治療の役割

 抗うつ薬は、急性期の治療から、再燃(症状がまだ残っている状態からぶり返すこと)防止のための持続療法、再発(寛解してからうつ病が再度起きること)防止のための維持療法で長期に用いられます。なお、6~7割患者さんでは効果が得られますが、患者さん個々によって効果のレベルが異なります。Aという薬が全ての患者さんに有効なわけではなく、Bという薬の方が有効な場合があるということです。最近では、SSRIやSNRIが第一選択薬として使用されることが多いですが、SSRIやSNRIの中でもその種類によって、効果や副作用の程度が患者さん個々で異なります。抗うつ薬は、効果が現れるまでに2週間~1ヶ月を要します。我慢できない副作用がない限りは、地道に服用して効果の出方を見極めることが大切です
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