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うつ病を克服(治療)するうつ病の治療にはなによりも、心を休めるための休養が必要です。そして、それを助けるために薬を使います。しかし、うつ病の患者さんは、まじめで責任感が強い人が多く、「仕事を休むなんてできない」、「自分が仕事を休んだりしたら、ほかの人に迷惑がかかる」と休養することをためらったり、拒んだりすることがよくあります。 まず、こころとからだをゆっくり休めて、疲れを癒すことが一番の治療であることを理解することが重要です。回復するまでに、ある程度の時間がかかりますが、必ず治りますので、ゆったりとリラックスできるものをみつけ、治療に専念できる環境をつくることが大切です。 自分では環境がつくれないなら、医師に相談したり、家族や職場の仲間の協力を求めたり、入院を考えて見るのも一つの方法です。 |
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何よりも休養が大切ですうつ病は怠け病ではなく「脳の病気」と考えられています。脳が疲れ果ててしまい、脳のエネルギーが著しく低下した状態になっています。したがって、まずは休養をとることがとても大切です。もともと、うつ病になりやすい方というのは、真面目で几帳面、仕事熱心で責任感の強いタイプに多いため、休養をとることが簡単ではありません。しかし、足を骨折した人が痛いのを我慢して歩こうとするのが無理であるように、限界を超えているにもかかわらず休養を取らなければ、さらに脳が疲弊して、症状を悪化させてしまいます。.仕事をしている人には、積極的に休養または休職をすすめます。どうしても仕事を休めない場合には、仕事量や就業時間を削減して負担を軽くするようすすめます。また、主婦の場合には他の方に家事などを分担してもらうようすすめ、何よりも心身の負担を減らすことが大切となっています。 うつ病の治療には数ヶ月から1年以上かかることもあります。それゆえ、長期的に考えてゆっくりと焦らずに治療に専念することが望ましいでしょう。 十分な睡眠が大切うつ病の患者さんのほとんどに睡眠障害があります。特に、熟睡ができず自分が起きるつもりではない早朝に目が覚めてしまう(早朝覚醒)ことが多いといわれています。主なエネルギー補給方法は、睡眠と食事です。その睡眠が著しく障害されるため、エネルギーがどんどん低下してしまいます。.不眠を解消するためには、睡眠薬を有効に活用して睡眠を確保した方がよい場合もあります。「睡眠薬を飲むと癖になるから」と服用をためらう人がいますが、最近では依存性の少ない(癖にならない)睡眠薬もあり、睡眠を十分にとることが何よりも大切です。また不眠は、抗うつ薬による治療の効果が現れてくると次第に改善されていくことも多いのです。 積極的な薬の活用うつ病では、モノアミンと呼ばれる神経伝達物質の遊離や、その受け皿である受容体の働きに変化が生じ、神経伝達の効率が低下していると考えられています。抗うつ薬はこれらを正常な状態に回復させることにより、症状を改善させる作用があります。.現在使用されている抗うつ薬は、いずれも症状を徐々に軽減させ、うつ病を「寛解(症状がほとんどなくなった状態)」へ導く手助けとなります。 1、抗うつ薬 2、抗不安薬 3、睡眠薬 ~認知行動療法~うつ病の患者さんは、物事を否定的・悲観的に受け止めて、自分でストレスを増幅させてしまう傾向があります。認知(行動)療法は、患者さんの物事に対する考え方や受け止め方を改善することによって、気持ちを楽な方向へ導いたり、偏った考えから起きてしまう行動をコントロールしていく治療です。.例えば、何かにつけて「良い」か「悪い」を決めつけることは、ストレスとなりやすく、脳を疲れやすくします。実際の社会生活においては、「良い」「悪い」を明確に区別できる事柄は少ないものです。しかしうつ病の患者さんでは、何事もほどほどに物事を考えて認知することが難しくなっています。こうした「決めつけ」がうつ病の治癒過程において大きな妨げになることがあります。 うつ病は、適正な診断のもと、十分な休養と抗うつ薬を適切に用いることが重要です。それに加えて、認知(行動)療法などの心理・精神療法や、うつ病のきっかけとなった環境の調整などを組み合わせることによって、より寛解※から回復の実現あるいは再発の防止が可能となります。 薬物療法か認知(行動)療法かの二者択一的な議論がなされることもありますが、それぞれの治療法が患者さんの状況によってお互いの治療法を補完するものになると考えられています。 認知(行動)療法は、専門の医師によって理論的に組み立てられたプログラムで実践することが重要であり、現時点ではそれを専門的に行える医療機関がまだまだ少ないというのが現状です。 ※寛解:病気の症状が軽減、またはほぼ消失した臨床的にコントロールされた状態。治癒とは異なる。 |
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