食と健康の総合サイト e840.net

食育やダイエットからメタボ対策まで無料で栄養アドバイス
食と健康の総合サイト e840.net

食と健康の総合サイト e840.net
食中毒 血液検査 ビタミン ミネラル e840.net お問い合わせ

胃潰瘍の症例、症状、治療

胃潰瘍の症例、症状、治療

胃潰瘍とは、胃酸の影響を受けて潰瘍を形成するものを消化性潰瘍と呼んでいます。消化性潰瘍には、胃潰瘍と十二指腸潰瘍などがあります。 胃潰瘍は、40歳以降の人に多くみられ、十二指腸潰瘍と違い胃酸の分泌は正常かやや少なめの場合がほとんどといわれています。胃の粘膜に炎症が生じると、胃の粘膜は多かれ少なかれ障害を受けます。この時、粘膜が深くえぐり取られたものを“潰瘍”と呼んでおり、浅い変化しか生じなかったものを“びらん”と呼んでいます。 びらん性胃炎というのは、腹痛などの症状が胃潰瘍と同じように現れますが、回復は早く、症状は数日で消え、内視鏡で観察すると胃炎の所見も1~2週であとかたもなく消えてしまうことが多いといわれています。これに対して、胃潰瘍は症状が長く続きますし、潰瘍が治癒するのに2~3カ月かかります。



胃潰瘍の症状

i胃潰瘍の自覚症状は上腹部痛が多くみられます。胃潰瘍では、食後30分から1時間ほどしてから上腹部通が起こります。(十二指腸潰瘍では、空腹時痛がよくみられます) ただし、すべての胃・十二指腸潰瘍に上腹部痛が現れるわけでなく、20~30%では痛みないことがあります。とくにNSAD由来(鎮痛剤)の潰瘍の場合は、上腹部痛が出にくいことが明らかになっています。 胃潰瘍の部分からの持続的な出血があると、吐血(胃酸と混じるためコーヒーの残りかす様のことが多い)または下血(タール便と呼ばれる海苔のつくだ煮様の黒っぽい便としてみられることが多い)として症状が現れてきます。出血症状が現れた場合は、急を要することが多いので、病院を早急に受診するようにしましょう。そのほか、胃潰瘍の症状としましては、むねやけ、吐き気、嘔吐などがみられることがあります。食肉については、吐き気があるとき以外は、ほとんど影響はないといわれています。


胃潰瘍の検査

胃潰瘍の診断に最も重要な検査は、バリウムによるX線造影検査と内視鏡検査であり、この2つの検査により診断は容易につきます。

X線造影による胃潰瘍検査

バリウムを服用後、体位をいろいろ変えながら撮影します。潰瘍部位にバリウムがたまるため、ニッシェと呼ばれる特有の像を示します。そのほか、間接症状として胃や十二指腸の変形がみられることがあります。十二指腸球部の変形は、クローバー状や歯車状を示すことがあり、タッシェと呼ばれています。

内視鏡による胃潰瘍検査

胃・十二指腸潰瘍の診断において内視鏡検査で得られる情報量は、X線検査の数倍以上といわれています。バリウム検査よりつらい検査ですが、被曝の可能性はないので繰り返し受けることができます。内視鏡観察下で組織の一部を採取して調べる生検を行うことがあります。主として胃がんとの鑑別のためなのですが、ピロリ菌の診断を目的とした生検が最近は増えてきています。


胃潰瘍の治療

①生活習慣の改善による胃潰瘍治療

胃潰瘍の原因は生活環境・状況にある場合がほとんどです。精神的ストレスを解消するための解消法を見つけ、規則正しい生活のリズムを作り上げること が治療の第一歩です。 また、喫煙やアルコール・カフェインなどの嗜好物は胃の負担になることが知られています。それらの飲食は避けるようにしましょう。

②食事療法による胃潰瘍治療

暴飲暴食はもちろんのこと、香辛料の多い食べ物、脂肪分の多い食べ物は胃酸の分泌を促し、治療の妨げとなりますので控えるようにしましょう。、また、規則正しい生活とともに、食事もリズムを持って摂ることが大切となります。

③服薬が原因による胃潰瘍治療

胃潰瘍の原因として、糖尿病薬、抗生物質、降圧薬などの薬は胃潰瘍の発生に関係しているといわれています。長期間何かしらの薬を服用している方は主治医に相談してみることをおすすめします。

④服薬による胃潰瘍治療

胃潰瘍は胃酸をが多く分泌され発症します。胃酸を抑えるH2プロッカーやプロトンポンプ阻害薬、粘膜保護剤などを服用し胃潰瘍の治療をいたします。

⑤胃潰瘍の外科的な手術治療

胃潰瘍が重症な場合には、手術による外科的な治療を行います。
 ・胃の幽門狭窄を起こしている場合
 ・再発・再燃を繰り返している場合
 ・輸血に反応しないような胃からの出血や、胃粘膜の穿孔がある場合
上記の様な重症な胃潰瘍症状については手術が必要と判断される場合があります。手術は開腹手術や腹腔鏡手術が行われますが現在は腹腔鏡手術で行われることが多くなってき ているようです。 また、腹腔鏡手術では、腹部に開けた孔から、腹腔鏡(腹腔内を観察するための内視鏡)と手術器具 を挿入し、胃の内部を観察しながら治療します。


胃潰瘍の治療と予後

胃潰瘍は、生活習慣や性格的因子などが大きくかかわっているため、再発や再燃を起こしやすい病気です。


胃潰瘍の予防

胃潰瘍の予防としては、胃酸が亢進するような食事(香辛料、繊維が多いもの)は避けるようにしましょう。


胃潰瘍によい漢方薬

胃潰瘍によい漢方薬には以下のものがあります。
 ● 半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)
 ● 黄連解毒湯(おうれんげどくとう)
 ● 六君子湯(りっくんしとう)
 ● 四逆散(しぎゃくさん)

胃潰瘍によいサプリメント

胃潰瘍によいサプリメントには以下のものがあります。
 ● ケール
 ● ビタミンA(β-カロテン、レチノール)
 ● ビタミンU
 ● フコイダン
 ● 葉酸
■ 病気と栄養メニュー
病気と栄養 病気と栄養トップページ
生活習慣病について 生活習慣病について
腎臓の病気について 腎臓の病気について
胃腸の病気について 胃腸の病気について
食道について
食道の病気
マロリーワイス症候群
逆流性食道炎
良性食道腫瘍
食道潰瘍
食道がん
突発性食道破裂
カンジダ性食道炎
食道憩室
食道アカラシア
食道静脈瘤
胃について
胃の病気
胃がん
食道裂孔ヘルニア
慢性胃炎
巨大肥厚性胃炎(メネトリエ病)
胃アニサキス症
胃肉腫
急性胃拡張
胃下垂
ダンピング症候群
急性胃炎
胃潰瘍
胃ポリープ症
良性胃粘膜下腫瘍
胃けいれん
胃酸過多、無酸症
十二指腸について
十二指腸の病気 
十二指腸潰瘍
ファーター乳頭部がん
大腸について
大腸の病気
細菌性腸炎
偽膜性腸炎
急性虫垂炎
クローン病
腸管型ベーチェット病
S状結腸軸捻転症
大腸アメーバ性腸炎
大腸ポリープ
蛋白漏出性胃腸炎
腸閉塞
虚血性腸炎
放射線性大腸炎
潰瘍性大腸炎
腸結核
宿便性腸炎
過敏性腸症候群
大腸憩室症(急性憩室炎)
家族性大腸ポリポーシス
消化吸収不良症候群
ノロウイルスについて
過敏性大腸炎

肝臓と胆嚢の病気について 肝臓と胆嚢の病気について
呼吸器の病気について 呼吸器の病気について
心臓の病気について 心臓の病気について
膵臓の病気について 膵臓の病気について
血液の病気について 血液の病気について
うつ病について うつ病について
糖尿病について 糖尿病について
アレルギーについて アレルギーについて
癌(がん)について 癌(がん)について
内分泌疾患について 内分泌疾患について
食と健康総合サイトe840.net >> 病気と栄養 >> 胃腸の病気について >> 胃潰瘍

急性胃炎 胃潰瘍 胃ポリープ症

病態栄養トップページに戻る
ダイエット メタボ 食事バランスガイド
ダイエット方法 おすすめするダイエット方法を紹介します。無理なダイエットは辛く長続きしません。ダイエットのポイントは、長続きさせる事!正しいダイエット知識で綺麗に痩せましょう メタボ対策 ちょっと昔は、カッコ良かったあなたも年齢とともにダンダンと中年太りになり、血圧、血糖値が高くなりましたら注意信号です。早め早めの対処で正しい体重にダイエットをしましょう。 食事バランスガイド
病気と栄養 健康診断
病気と栄養(食事療法) 色々な病気になった時に食事は治療を早めたり、回復させたりする力があります。逆に病気になった時に控えなければいけないものもあります。食事は毒にも薬にもなります。 生活習慣病(メタボ検診)の血液検査などの検査結果をチェック 気になる生活習慣病検診(メタボ検診)や健康診断結果について解説しています。メタボ体系になったら少しダイエットを考えましょう。 栄養辞典では抗酸化物質以外も説明 食育
ノロウイルス
ノロウイルス 毎年11月から翌年2月はノロウイルスが大流行いたします。特に食材の十分な加熱と手洗いの実施が重要です。また日頃の健康管理もチェックしましょう。 衛生栄養博士の大辞典 健康相談窓口
夕ご飯
献立の基本 献立の基本
美味しいお米の炊き方 美味しいお米の炊き方
ダシ出汁 ダシ出汁
調味料 調味料
メニュー集 メニュー集
裏ミシュラン 裏ミシュラン
リンク集 リンク集
健康と栄養辞典
ビタミン ビタミン
ミネラル ミネラル
ボツリヌス菌食中毒以外も説明 ボツリヌス菌食中毒以外も説明
サプリメント 血液辞典
サプリメント サプリメント
漢方薬 漢方薬
放射能 放射能
栄養士と管理栄養士
栄養士 栄養士
管理栄養士 管理栄養士
国家試験 国家試験
e840.netについて
お問い合わせ お問い合わせ
サイトポリシー サイトポリシー
管理人について 管理人について

Copyright e840.net All rights reserved. 2013.2